アラスカ航空 ワンワールド加盟でパートナーシップはどうなる?

2021年夏 アラスカ航空
oneworld アライアンスに加盟

こんにちは!Tradewinds Traveler の雲風旅人です。

シアトルから最新ニュースが飛び込んできました。

「みんな大好きアラスカおじさん」で有名なアラスカ航空が、なんと!2021年夏にワンワールドアライアンスに加盟することになりました。

アラスカ航空の魅力
アラスカ航空:Alaska Airways
アラスカ航空 (アラスカこうくう、Alaska Airlines, NYSE: ALK) はアメリカの航空会社。傘下に「ホライズン航空」(Horizon Air) がある。2016年4月、ヴァージン・アメリカを26億ドルで買収、2016年5月には日本航空との間でコードシェア便の運航とマイレージの提携を開始した。現在、アラスカ航空はアメリカ合衆国、カナダ、及びメキシコへ40都市以上に及び、ヴァージン・アメリカの統合により就航先は115都市に及び米西海岸最大の路線網を運航している。

アラスカ航空は他のキャリアよりも安い価格で販売していることや、ステータス所持時の付与されるマイルが多いことなどの魅力がありますが、中でも最も魅力的なことは、同社のマイレージプラン(アラスカマイル)は、アライアンスの垣根を越えて主要な航空会社の特典航空券と交換ができることがメリットでした。

この記事では、アラスカ航空のワンワールド加盟によって、これが吉と出るか凶と出るか、近未来を予測したいと思います。

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アラスカ航空のワンワールド加盟について

まず、今回の背景には、2020年3月1日にアラスカ航空とアメリカン航空は提携を解消する前提がありました。

ところが、昨日の電撃的な公式発表によって、2021年夏にワンワールドアライアンスに加盟することを前提に、アラスカ航空はアメリカン航空との国際線および国内線のすべてのマイレージプランの提携を継続することを発表し、アメリカン航空と提携し接続を強化していくことが示されました。

晴天の霹靂

アラスカ航空とアメリカン航空と提携は利用者にとってメリットのある提携が継続されることになりました。この背景には、アラスカ航空はワシントン州シアトルをハブとしています。ここはデルタ航空との熾烈な戦いを強いられる場所です。経営判断として生き残るためには、ワンワールドへの加盟、強いてはアメリカン航空との提携強化は仕方の無い決断だったのだと思います。

ワンワールドメンバーの提携状況と近未来予測

次に、アラスカ航空のワンワールド加盟によって、アラスカ航空の提携航空会社がどう変化するのか、みていきたいと思います。

まずはワンワールドメンバーからです。

現状では、ワンワールドメンバーの主要な航空会社、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、カンタス航空、日本航空とは既に提携が結ばれています。ワンワールドの半数と既に提携ができていますので、2021年にワンワールドアライアンスに加盟することになっても変化は多くないと思います。

寧ろ、新たに提携先となるブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空、マレーシア航空が増えることになるので、恩恵を受ける人が多くなると思います。ワンワールド系のステータスを持っている方や、マイルを貯めている方には使いやすいマイルの1つになると言えます。

[2020年2月14日時点] アラスカ航空が提携するワンワールドアライアンス航空会社は以下のとおりです。

2021年夏の提携状況予測も併記しました。ワンワールドアライアンスに加盟する航空会社の全てと提携が完了していると思いますが、カタール航空とランタン航空については、現状提携の先行きは不透明と考えていますが、下記に考察を落としていきます。

ワンワールドメンバー 現在 2021年夏
アメリカン航空(継続決定) 提携あり 提携継続
キャセイパシフィック航空 提携あり 提携継続
フィンエアー 提携あり 提携継続
カンタス航空 提携あり 提携継続
日本航空 提携あり 提携継続
フィジー・エアウェイズ(コネクト) 提携あり 提携継続
ランタン航空(2020年脱退予定) 提携あり 解消か?
ブリティッシュ・エアウェイズ 提携なし 新規提携
イベリア航空 提携なし 新規提携
マレーシア航空 提携なし 新規提携
カタール航空 提携なし 新規提携
ロイヤル・ヨルダン航空 提携なし 新規提携
S7航空 提携なし 新規提携
スリランカ航空 提携なし 新規提携
ロイヤル・エア・モロッコ(2020年加盟予定) 提携なし 新規提携
2021年夏 提携状況予測の根拠
カタール航空:Qatar Airways
カタールの国営航空会社でカタールのナショナル・フラッグ・キャリアです。ワンワールドメンバーでアラブ航空会社機構の一員でもある。カタール航空のワンワールド離脱は幾度となく取り沙汰されていて2021年の状況も確約されてはいませんが、問題解決の可能性がある限りワンワールドに留まる意向を示しています。
ランタン航空:LATAM Airlines Group S.A.
南米チリ、サンティアゴに本社を置く南米の航空持ち株会社である。2020年5月1日にワンワールドを脱退することが決まっている。脱退後はデルタ航空と同じスカイチームに移籍するものと見られている。ワンワールド脱退に伴い、アラスカ航空との提携は解消される可能性があります。

ワンワールドメンバー以外の提携状況と近未来予測

次に、ワンワールドアライアンス以外で提携を結んでいる航空会社をみていこうと思います。

先に述べたように、アラスカ航空のメリットの1つに、アライアンスの垣根を越えて主要な航空会社の特典航空券と交換ができることがメリットでした。

アラスカ航空は当面エミレーツ航空などアライアンス外の航空会社との提携を続けるとしていますが、世界情勢を鑑みると提携継続が難しいと思われる航空会社もあります。その点を踏まえて、アラスカ航空がワンワールドアライアンスに加盟した後の提携状況予測してみました。

[2020年2月14日時点] アラスカ航空が提携するワンワールドアライアンス以外の航空会社は以下のとおりです。

会社名 アライアンス 現在 将来予測
エアリンガス航空 なし 提携あり 暫く継続
コンドル航空 なし 提携あり 解消もあり
エル・アル航空 なし 提携あり 暫く継続
エミレーツ航空 アラブ航空会社機構 提携あり 暫く継続
海南航空 なし 提携あり いずれ解消か
アイスランド航空 なし 提携あり 暫く継続
大韓航空 Sky Team 提携あり いずれ解消か
シンガポール航空 Star Alliance 提携あり 暫く継続

この中で一番気になるのは、スターアライアンスパートナーであるシンガポール航空です。マイル特典交換は昨年2019年10月から開始したばかりですが、ワンワールドアライアンスのマレーシア航空と提携した場合、東南アジア路線が被ることになります。そのため、アライアンスが異なるシンガポール航空はいずれ解消される可能性が高いと考えています。しかし、マレーシア航空は経営状況の悪化を考えると、シンガポール航空と提携を継続する可能性は大いに考えられます。

個人的な見解ではありますが、興味がある方は下記に考察を落としておきますので、一読してみてください。

2021年夏以降 提携状況予測の根拠
エアリンガス航空:Aer Lingus [Non Alliance]
ダブリン市に本拠を置くアイルランドの航空会社。ブリティッシュエアウェイズおよびイベリアの親会社でもあるIAGが所有している。2007年4月にワンワールドを脱退している。アライアンス(航空連合)に属していないことや親会社の関係を踏まえて、アラスカ航空とのパートナーシップは今後数年は継続されると予想します。
コンドル航空:Condor Flugdienst GmbH [Non Alliance]
ドイツ・フランクフルトに本社を置く航空会社。世界的な旅行代理店トーマス・クック・グループの子会社です。アライアンス(航空連合)に属していないが、コンドルのマイレージプログラムはルフトハンザのMiles & Moreであることから、アラスカ航空とのパートナーシップは今後数年で解消される可能性があります。
エル・アル航空:EL AL Israel Airlines [Non Alliance]
イスラエルの国営航空会社。エル・アル・イスラエル航空と呼ばれることもある。アライアンス(航空連合)に属していない。イスラエルの航空会社は長年にわたってカンタスと提携していること、イスラエルとアメリカは深い交流もあることから、アラスカ航空とのパートナーシップは今後も継続されると予想します。
エミレーツ航空:Emirates [Arab Air Carriers Organization]
アラブ首長国連邦のドバイを本拠とする航空会社である。アラブ航空会社機構 (Arab Air Carriers Organization) のメンバー。アライアンス(航空連合)が異なるがOneworldのメンバーである日本航空と提携しているため、アラスカ航空とのパートナーシップは今後数年は継続されると予想します。
海南航空:HAINAN [Non Alliance]
中国の航空会社。正式名称は海南航空股份公司 (HAINAN AIRLINES CO.,LTD.) で、略称は海航。アライアンス(航空連合)には属していない。銀行からの資金調達も困難な状況で、株式、不動産などの資産売却を進めている。会社身売りの噂もあり。財政面からアラスカ航空とのパートナーシップが解消される可能性が高いと予想します。
アイスランド航空:Icelandair [Non Alliance]
アイスランドの首都であるレイキャヴィーク近郊のケプラヴィーク国際空港を拠点としている。航空連合に属していないが、航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスを利用している。アイスランド航空と直接競合するルートがないため、アラスカ航空とのパートナーシップは今後数年は継続されると予想します。
大韓航空:Korean Air [Sky Team]
韓国の最大手航空会社(フラッグ・キャリア)。スカイチームに所属している。航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスを利用している。アライアンスが異なるため、アラスカ航空とのパートナーシップは今後数年で解消される可能性があります。
シンガポール航空:Singapore Airlines [Star Alliance]
シンガポールのSingapore Airlines Limitedが運営する航空会社である。アラスカ航空の唯一のスターアライアンスパートナー。マイル特典交換は2019年10月から開始しました。航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスを利用している。現状、日本航空とシンガポール航空が同時に提携していることを踏まえると、シンガポール航空との提携を継続する可能性はあると考えています。ただし、マレーシア航空の経営状況を踏まえると、判断が難しいところ。

ストップオーバーポリシーに変更はあるか?

最後に読者が一番気になっているストップオーバーについて、述べたいと思います。

アラスカ航空のマイルを交換する際に、大きな魅力となっていることの1つに、ストップオーバーがあります。片道フライトであっても、特典航空券に無料の途中降機を無料で追加できる特典が付帯しています。

現時点では、アラスカ航空のワンワールド加盟でも「ストップオーバーポリシーに変更はない」と公式発表をしていますので一先ず安心ですが、アラスカ航空は2019年には突然のポリシー変更「アジアからアジアのフライトので利用が不可」となった前歴があり、いつ何時、ストップオーバーポリシーが改悪されるかは予想ができません。手のひら返しが得意なのがアラスカおじさんです。

私個人としては、この利点が長く残ることを強く願っていますが・・・

総括

アラスカ航空のワンワールド加盟は吉と出るか凶と出るか?

との問いに対しては、現状、ワンワールドメンバーとの提携が半数近くあることから、アライアンスの中であれば、ワンワールド加盟が一番リスクが少ない状況を踏まえると吉だったと考えます。特にアメリカン航空との提携が生命線であるため・・・寧ろ、アメリカン航空の提携条件として、ワンワールドメンバーへの加盟を要求されたのではないかとも勘ぐりたくなるくらい衝撃的なニュースでした。

当面、JALとの提携が継続されることは、日本の多くの人にとって吉となるのではないかと思っています。

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